道は、そのそばにある場所の使い道を見つけ続ける人によって生き残る。
静岡の旧東海道沿いでは、古い家が一軒ずつ消えている。KAIDOはそのいくつかを預かり、泊まれる場所として手入れをしている。旅人が、この土地の人と仕事と日々の暮らしを通して、地域に出会える場所だ。
ゲストに保存の重荷を背負ってほしいわけではない。最初の約束はもっと単純だ。よく眠り、誰かに会い、この場所をより正しく知って帰ること。その出会いが古い家に生きた役割を与えるとき、手入れは押しつけではなく、分かち合うものになる。
まだ道の途中
この仕事は、わざと完成させていない。家ごとに答えは違い、持ち主、隣人、つくり手、ゲストと一緒に形になる。ひとつの滞在が次の出会いに場所をつくり、通りが生きた風景であり続ける助けになる。
消えゆく伝統家屋を預かり、地域の人や営みに近づく滞在拠点として再生する。旅人との出会いが、家と街道の景色を次代へつなぐ。KAIDOの歩みは、まだ道半ばです。
