タデウ・キムラ三段は日系ブラジル4世。曽祖父が離れた国で剣を交える。

Way of Life 第7話『帰る場所』は、タデウ・キムラ(三段・日系ブラジル4世)のポートレート。撮影した道場は Budokan Zürich。ここから先は、本編の字幕から起こした本人の言葉です。見出しと並びは本編の章立てに合わせています。

家族も友だちも、みんな剣道。だから、いつでも「帰れる場所」なんです。

ルーツ

父はブラジル人ですが日系で——曽祖父が日本から渡ったんです。祖父母は二人とも日本人ですが、ブラジルで生まれ育ちました。

「一生やろう」と思った日

始めたのは幼い頃、両親の影響です。二人とも剣道をやっていて、最初は「やらされてる」だけでした。でも欧州の国際大会に出て、同世代の強い剣士をたくさん見た。

同じ歳の仲間が同じ道にいる——かっこいいと思った。その時です。「一生、剣道をやろう」と思ったのは。

帰る場所

剣道があることがとても大切で、稽古すると心が解けて、ストレスから自由になれる。家族も友だちも、みんな剣道。だから、いつでも「帰れる場所」なんです。

両方の世界

ここの人たちも武道を尊重して、日本で稽古した人も多い。欧州にもこの精神があるのは新鮮なんです。欧州は考え方が少し違う。でも、両方の世界を持って、学び合えるのがいい。

日本へ

日本には行ったことがあって、本当に好きになりました。必ず戻ります。

一緒に懸命に稽古して、一緒に強くなりましょう。

このシリーズについて

「Way of Life」は、道を生きる人たちの短いポートレート集です。ひとりにつき、ひとつの言葉。撮影・編集は KAIDO Inc.