何か武道を始めたかった。調べてみたら、家の近くに剣道の道場があった。試しに行ってみたリカルド・ロドリゲスは、すぐに「探していたのはこれだ」と分かったという。
Way of Life 第15話『剣道に、自分が映る』は、リカルド・ロドリゲス(二段)のポートレート。撮影した道場は Senbukan Luzern。ここから先は、本編の字幕から起こした本人の言葉です。見出しと並びは本編の章立てに合わせています。
欠点は自分の剣道にそのまま現れます。剣道を磨いて、良くなっていくと。同じ変化が自分自身にも、現れてくるんです。
始まりは、偶然
きっかけは偶然でした。何か武道を始めたくて、調べてみたら、家の近くに剣道の道場があった。試しに行ってみて、すぐに分かりました。
探していたのはこれだと。剣道が特別なのは純粋に精神へ向かう。武道もあれば。
純粋に身体へ実効性へ向かう武道もある。剣道はその二つの最高の結合なんです。
道場の仲間
いちばん大切なのは道場で築くコミュニティです。共に稽古し、共に苦しむうちに友情が生まれる。道場を越えて、スイスの剣道界全体に。
大会で同じ顔に会い。互いに強くなっていく。忙しくて、思うように稽古できない時期でも、また会いたい。
また稽古したい。また打ち合いたい——そう思う。
健全な階層
道場の中は外の世界より、ずっと規律的です。健全な階層があって、誰を頼れるか、常に分かっている。同時に自分を頼る人への務めも分かっている。
言葉にも囲まれています。私も少し日本語を学びました。日本の先生という。底なしの井戸と語り合うために。
剣道に、自分が映る
何より体験してほしいのは上達していく手応えです。誰にでも、伸び悩む時期がある。同じ失敗を繰り返してしまう。
でも必ず、何があっても、答えは見つかるんです。欠点は自分の剣道にそのまま現れます。剣道を磨いて、良くなっていくと。
同じ変化が自分自身にも、現れてくるんです。たとえば内気で、前へ出ることをためらう人が。攻めきれずに打たれ続けていたとして、時間とともに自信を見つけていく。
自分の歩みを誇り「これが好きだ」と言えるようになるんです。
このシリーズについて
「Way of Life」は、道を生きる人たちの短いポートレート集です。ひとりにつき、ひとつの言葉。撮影・編集は KAIDO Inc.
