14年間のアイスホッケー、そしてスイス剣道選手権の得点係。

Way of Life 第12話『心を空にする』は、パリス・ヘーナー(四段・スイス代表)のポートレート。撮影した道場は Budokan Lausanne。ここから先は、本編の字幕から起こした本人の言葉です。見出しと並びは本編の章立てに合わせています。

勉強や仕事、苦手な人、道場に来ると、頭を空っぽにできるんです。

アイスホッケーから剣道へ

最初は別のスポーツ、アイスホッケーをやっていました。14〜15年続けたけれど、もう好きじゃなくなっていた。そんな時、スイス剣道選手権を見て、得点係をやったんです。

それで剣道に興味が湧いた。父も母も剣道をやっていますから。それで始めることに決めたんです。

続けたいもの

稽古を始めて、4年ほど経った頃かな。18か19の頃だったと思う。剣道は続けたいものだと、思い始めたんです。

ひとりだけの代表から

ジュニアのスイス代表に入ったんです。でも代表は私ひとりだけ、孤独でした。そこにコロナ禍が来た。

コロナの後も稽古を続けて、代表チームに戻りました。今度は仲間がたくさんいて、いい雰囲気だった。その空気が「続けよう」と、決めさせてくれたんです。

心を空にする

ある種のリセットです。日常とは別のもの。勉強や仕事、苦手な人、道場に来ると、頭を空っぽにできるんです。

道場で、日本に触れる

まず姿勢。それに、儀式のような部分ですね。家族のような空気もそう。

道場に入れば、正座をして、礼をする。そのあと皆で集まって話す。そこに日本の文化を感じます。

日本や韓国から来た人たちとも、出会える。それが面白い。

道場は人が集まる場所、なんです。

このシリーズについて

「Way of Life」は、道を生きる人たちの短いポートレート集です。ひとりにつき、ひとつの言葉。撮影・編集は KAIDO Inc.